菊 大輪の花 燐酸水がおすすめ
◎燐酸水の10%液の作り方
9リットル(9キログラム)の水に1キログラムの過燐酸石灰を投入して良くかき混ぜて、
3~4日置いてから、その上澄み液を回収する。
さらに
残っている重さと同じ重さの量の水を更に加え良くかき混ぜることにより、5%液が再度取れます。
参考:赤玉土は燐酸吸着力が強く、燐酸の欠乏を招きやすい。
□燐酸の種類
1:.アルミニウム・鉄型リン酸
肥料として施されたリン酸は
土壌中のアルミナや鉄と化学反応し、安定物質となって蓄積されますが、
このリン酸は、植物にとって何の役にも立ちません。
参考:
関東ローム層(火山灰土)は
表面は黒土、その下に赤土(赤土玉のもと)、その下に、鹿沼土があります。
アルミナが多く、リン酸を捕まえる働きが極めて強い。
2:カルシウム型リン酸
石灰(カルシウム)を撒きますとリン酸はカルシウムと結合し、、効きやすいリン酸に変化します。
これをカルシウム型リン酸と呼びます。
根の先端から分泌される弱い酸によって溶けて吸収されやすいク溶性リン酸。
骨粉、熔りん(ヨウリン)、バットグアノ。
ク溶性リン酸は微生物の発酵等の活動によって微生物の体内に取りこまれます。
3.水溶性リン酸
最も吸収されやすい形状のリン酸。
土壌中に水溶液の状態で溶けているリン酸。
水に溶けやすい分、流亡も多く、鉄やアルミナに遭遇すると固定化される。
過リン酸石灰。
4.有機態リン酸
腐葉土など植物体内や微生物そのものに取り込まれているリン酸。
微生物が分解(死滅)するにしたがって、徐々に無機化して植物に吸収されます。
土壌中に微生物が増えれば、土の中のリン酸をどんどん吸収して、増えます。
参考:
◇ようりん…持続性が有る
長所:含まれるリン酸は「く溶性(酸に溶ける)」のため、水に流亡せず長く効きます。
短所:根が伸びないと根酸に触れることが出来ず、全く効かない。
◇過燐酸石灰…即効性が有る
長所:含まれるリン酸は水溶性のため、早く効きます。
短所:水溶性のためリン酸分が水に流亡し効果が長続きしない
ということで、実際にはようりんと過燐酸石灰を必要量の半分づつを与えるといいです。混用することで初期は過燐酸石灰が効き、中期、後期にはようりんが持続的に効いてくれます。
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